「iPhone 5C」の存在意義(簡約)=Daring Fireball

  • Day:2013.08.14 09:17
  • Cat:iPhone
Daring Fireballのジョン・グルーバー氏が、Appleが、9月にもiPhone 5の後継機種と同時に発表されるとの予測の広がる廉価版モデル「iPhone 5C」に関する考察を掲載しています。ここでは内容を簡単に紹介します。

製品ラインナップ

同氏は、これまで新しいiPhoneが発売された際は、旧モデルのiPhoneを「廉価版」として引き続き販売していたところ、今回は新しいiPhone(以下、iPhone 5S)とともに廉価版iPhone(以下、iPhone 5C)が出た場合、その後のラインナップは、ハイエンドモデルとしてのiPhone 5S、ミドルレンジとしてのiPhone 5、ローエンドとしてのiPhone 5Cとなり、iPhone 4SとiPhone 4は終息すると見ています。

この「戦略の変更」により、全ての市場販売モデルが16:9ディスプレイとなり、Lightningコネクタ採用モデルに統一されることになります。

iPhone 5Cの価格帯

iPhone 5Cの価格帯について考察するとき、同氏はまずiPod touchの存在について言及しました。「iPod touchは条件付きのiPhoneだ」との見方で論じた上で、現行のiPod touchに電話機能を搭載することでiPhone 5Cが出来上がると述べています。

ではiPhone 5Cの価格帯はどうなると予想できるか、同氏はそれを考えるためにiPadの価格を参照しています。ここでも下記にそれを参照します(敢えて日本の価格を引用します)。

iPad (4th generation) - 49,800円(Wi-Fi)
iPad (4th generation) - 63,600円(Wi-Fi with Cellular)

セルラー版のiPadは、Wi-Fiモデルよりも13,800円(米ドルでは130ドル)高い価格設定になっています。この計算をiPhone 5C(長期契約不要価格)にも流用すると、iPod touch (5th generation) との兼ね合いで以下のように予測できるとしています。

iPod touch (5th generation) - 29,800円 (32GB) / 39,800円 (64GB)
iPhone 5C - 43,600円 (32GB) / 53,600円 (64GB)

なお、同氏はセルラー版がWi-Fiモデルよりも13,800円も高価な理由については『コンポーネントや組み立てコストの違いはそこまで見られないため、ユーザーはそれでも払いたがる「プレミアム代」』としています。

機能制限?

「iPhone 5Cは、iPhone 5Sの需要を共食いしないか?」との問については、Appleが両モデルに適切な役割を見せることが出来るならば、心配することはないだろうとした上で、iPhone 5Sは、パフォーマンスやカメラ機能に加えて噂の指紋認証機能で、iPod touch水準のiPhone 5Cとの差別化が図られると見ています。

ただ、最近のパイパー・ ジェフリーのアナリストであるジーン・マンスター氏の、iPhone 5Cには「Siri」などの一部ソフトウェア機能が制限されているとの推測については「間違っている」とコメントしています。

根拠として、確かにAppleはiPhoneを世代に応じて「iOS」アップグレードの非対象としたり、一部機能を制限させるなどの措置を講じてきたものの、それは古い世代に対するものであり、iPhone 5Cは「全く新しい」iPhoneであるからハードウェア機能以外での制限は無いだろうと予測しています。

iPhone 5Cの存在意義

iPhone 5Cについて、同氏は決して「無知な大衆」に向けた製品ではなく、iPhoneのマーケットをiPhoneのブランドを維持したまま拡大するための製品であり、先に引用した「Siri」機能は今やiPhoneの主力ブランドの1つであると述べています。

その上で、Appleが、ハイエンドモデルのiPhone 5SをiPhone 5Cから「保護」しようと考えるならば、それはiPhone 5S(とApple)が問題を抱えているのだと結論付けています。
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