レビュー:パナソニックモバイル「ELUGA P P-03E」(「全部入り」「ハイエンドモデル」篇)

IMG_8231.jpg

NTTドコモの2013年夏モデルの1つで、パナソニックモバイルコミュニケーションズ製Androidスマートフォン「ELUGA P P-03E」(6月15日発売)に関する説明会がITmediaで開催されたので参加しました。

これまで、ITmediaで開催された説明会の様子を交えた製品の特徴や(製品コンセプト篇)、「さらっとスマチェン!篇」と題した携帯電話からの乗り換え組に向けたレビューを掲載しました。

今回は、初スマホユーザーにとって優しいELUGA P P-03Eという前回のレビューとは打って変わって、全部入りのハイエンドモデルとしてのELUGA P P-03Eの側面を見ていきます。

機能・スペック

IMG_8213.jpg

ELUGA P P-03Eは、4.7インチフルHD(1920x1080ピクセル / 473ppi)TFT液晶採用のAndroid 4.2.2(Jelly Bean)搭載スマートフォンで、CPUにはクアルコム社製チップセット「APQ8064T」(1.7GHzクアッドコア)を採用するほか、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信、ワンセグ、NOTTV、防水、防塵性能、おくだけ充電など「全部入り」スマートフォンです。カメラも1340万画素カメラ(メイン)130万画素カメラ(サブ)を搭載します。

つまり、他機種に付いていてELUGA P P-03Eに付いていない機能は無い、というくらいの全部入りと言えます。あえて挙げるとすると「フルセグ」には非対応です。(もっとも、現時点でドコモにはフルセグ対応のスマートフォンがありません。)

タッチアシスト(ホバー機能)

DSC01536.jpg

タッチアシストは、ホバー機能と呼ばれるディスプレイに指を当てなくても近づけるだけで様々な情報を閲覧したり、操作ができるという機能です。当機種では、具体的には以下のような機能を備えています。

・アプリのアイコンに近づけると内容をガイダンスする
・写真や動画のサムネイルに近づけると拡大プレビューできる
・ブラウザでピンチ操作なしに拡大縮小ができる
・ディスプレイに触らずに着信応答できる

IMG_3648.jpg

このタッチアシスト、ELUGA P P-03Eの検知距離はディスプレイから最大15mmまでとのことです。これは、ドコモの夏モデルで同様のホバー機能を搭載している他機種と比べても群を抜いており、十分に距離を離していても認識可能なため誤認識も少ないとか。油もので指が汚れているときや、キッチンなどの水回りにいるときに重宝しそうです。

IMG_3649.jpg

また、説明会で示された他機種との比較でも圧倒的にホバーで利用できる機能が多いことが分かります。特にカメラではディスプレイに指を近づけて数秒待つことでシャッターを切る機能が搭載されていて、手ブレ軽減にもつながるため便利だと感じました。

フルグラスデザイン+ブラックジルコニア

IMG_8202.jpg

ELUGA P P-03Eは、その挟額縁設計による大画面ディスプレイに加えて、正面から筐体を見た時にほぼ全てがガラスパネルであるという美しいデザインを目指しています。2.5Dガラスを研磨して縁に行くにしたがって絶妙なカーブを経て側面パネルに繋がります。この曲面加工はデザイン面はもちろん、スクロールでの指触りも良くなります。

IMG_8222.jpg

ELUGA P P-03Eのパンフレットでは他機種ではなかなか見ない珍しいことがアピールされています。それは「ブラックジルコニア」と呼ばれる素材を採用したホームキーです。ジルコニア(ZrO2)は、耐摩耗性に優れているため歯の被せ物や航空機の部品にも使われる酸化物で、パナソニックによると、一番使用頻度の高いホームキーに採用したとのことです。

スマートフォンは数あれど、ホームボタンの素材にこだわった機種は他に聞いたことがありません。ブラックジルコニアキーは、デザインも横に長くどこでも押すことができるので、ユーザービリティも向上していると思います。

おくだけ充電+急速充電

DSC01538.jpg

ELUGA P P-03Eは、ドコモが「おくだけ充電」と呼ぶいわゆる無接点式充電の標準規格「Qi」での充電にも対応します。一昔前までおくだけ充電対応機種はそれだけで端末サイズが大きくなりがちでしたが、この機種は非常にコンパクトです。

おくだけ充電にはパナソニックグループの三洋電機との連携が強く活かされており、オンボード式による小型化や、900mAhの高出力による充電時間短縮など他メーカーに先駆けたスマートフォンへの採用がアピールされています。

なお、ELUGA P P-03Eには、パナソニックモバイル製のワイヤレスチャージャーP03のほか、急速充電に対応した専用の卓上ホルダも同梱しているので、用意された中から用途に応じて選べる点も魅力です。

モバイルカメラNo.1

IMG_3658.jpg

さて、上記に引用したスライドは、パナソニックモバイルのスマートフォンのカメラ画質をカメラ評論家などの第三者機関に匿名で評価された際の点数の推移を表しています。

開発担当者の方によると、70%以上をマークしないとパナソニックのデジタルカメラ部門から「LUMIX」ブランドを冠してはいけないとのルールがあったそうです。LUMIX Phone P-03C以降、安定した点数をマークしていることが分かります。また当機種は、モバイルカメラの中では、一番の評価点を得ているそうです。

なお、撮影禁止のためご紹介出来ないのが非常に残念ですが、他メーカーのスマートフォンの点数も拝見させていただいたところ、この第三者機関の評価では、とても売れている米国メーカーのスマートフォンもELUGA P P-03Eよりも低い位置にいたほか、綺麗な空気が得意な国内のスマートフォンメーカーに至っては非常に低い評価で一般の評判とも合致していました。

ELUGA P P-03Eでのカメラ作例を幾つかご紹介します。

DCIM0007panap.jpg

DCIM0010pana.jpg

DCIM0011pana.jpg

夜景はノイズも少なく、光を取り込んで自然な絵を作っています。ELUGA P P-03Eは「SmartFSI」という新センサーを採用しており、マイクロレンズとフォトダイオードを直結し、フォトダイオードを深く設計するため従来苦手だった赤系の色を電気に置き換えやすい特徴を持っています。一方で、その特徴から赤色を取り込み過ぎるシーンもありました。

「スマチェン!」であり「ハイエンド」

スクリーンショット 2013080705918
(ドコモによるELUGA P P-03Eのサービス・機能とスペック)


前回は携帯電話からの乗り換えにスポットしてレビューしましたが、今回はELUGA P P-03Eのハイエンド機能をご紹介しました。ハイエンドなスペックをおさらいすると、4.7インチフルHDディスプレイなので473ppiという類を見ない高精細さに加え、ワンセグ、NOTTV、防水、防塵という機能にも漏れなく対応しています。

特に防水や防塵はツートップのハイエンド担当のGALAXY S4 SC-04Eでは対応できていない点なので、そこが必須機能で、かつフルHDディスプレイを選びたいユーザーにはELUGA P P-03Eをおすすめします。ディスプレイの質も高く、広い視野角やムラのない表現も確認しました。

IMG_8217.jpg

今夏、ドコモではツートップが推されていますが、そのツートップには用意されていない機能がELUGA P P-03Eには多数備わっているので、ハイエンドユーザーにも一押しな夏モデルと言えます。

関連:
レビュー:パナソニックモバイル「ELUGA P P-03E」(さらっとスマチェン!篇)
レポート:パナソニックモバイル「ELUGA P P-03E」説明会(製品コンセプト篇)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。