レビュー: HTC J(ISW13H)ユーザーインターフェイス篇その1

  • Day:2012.06.01 23:25
  • Cat:au
この記事では、HTC Jを実際に使用した雑感を紹介する。なお、HTC Jは、KDDIでは初のAndroid 4.0(ICS)搭載のスマートフォンであり、全キャリアでみても、NTTドコモのGALAXY NEXUS SC-04D、ソフトバンクモバイルの104SHにつぐ3機種目のため、OSによるところの印象も挙げたい。


1.ブラウザ

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標準ブラウザは使っておらず、ICS限定でGoogleが配布している「Chrome Beta」を使っている。Chromeの特筆すべき機能はブックマークの同期機能にある。

これまで、Android OSのスマートフォンでは、Firefoxなど一部の特定アプリを除いて、ブックマークを同期する機能が公式に設けられていなかったため、サードパーティアプリなどで対応せざるを得なかった。 しかし、Chromeでは、PC側のChromeからGoogleアカウントにログインしておくことで、自動同期してくれる。いままでiPhoneを使っていて、Androidに乗り換えた途端、ブックマーク同期に困っていた、というユーザーもPCでChromeにブックマークを移行するだけで、あとはICS側のChromeに同期可能だ。

また、HTC Jで利用するChromeでは、縮小画面で項目をタップ選択時に、項目が定まらない場合、そのあたりが拡大表示され適切な項目を再度タップ出来る機能が付いている。スマートフォンでは、決め打ちでタップしても別の箇所を選択してしまうということがよくあるが、この仕様ならばそうした事態を回避できる。

その他、HTC Jでは、ブラウザの文字表示がスマートフォンに最適化されており、適切なレイアウト、フォントサイズに組み替えてくれる。ここが上手くいかない端末、最近私が利用したものではGalaxy SⅡ LTE SC-03Dでは、文字が小さかったり、横幅が長くてスクロールが大変だったので、ブラウザがスマートなのはありがたい。


2.カメラ


カメラは800万画素裏面照射型CMOSを採用している。ロック画面からダイレクトに0.7秒で起動可能で、オートフォーカスは最速0.2秒で完了するので、Ⅰ秒で撮影にいたる。連写機能は、シャッターボタンを押し続ける限り撮ることが可能で、HTC J側が「最高のⅠ枚」として連写の写真からⅠ枚選択し、その他を消去する便利機能も付いている。

また、ホワイトバランスも自然で、特に室内撮影で定まりにくいホワイトバランスが許容範囲で撮影できるので、FacebookやTwitterに食べ物の写真を多くアップする人にも優しい。


3.ネットワーク


HTC Jは、モバイルWiMAXに対応しているが、エリア外では1x EV-DOを利用する。こうした2つ以上の異なる規格に対応する製品は総じて切替に時間を要して、なかなか接続できないことが多い。例えば、Xi対応スマートフォンはいい例で、地下鉄のホームなどXiエリア外では、FOMAへ切り替わるが、そのときかなり時間がかかり、結局電車が来るまでに通信が出来ないことが多々ある。

同じ時間帯に同じ場所で利用した場合、XiスマートフォンよりもHTC Jのほうが快適に利用できた。WiMAXとEV-DOの切り替えはかなりスムーズで、待たされることは殆どない。


4.ユーザーインターフェイス

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(「タスク」で表示したサムネイルをスワイプアップすることでキルすることができる)

最初、GALAXY NEXUSでICSを利用したとき、とても使いづらいインターフェイスだと思っていた。それは、Gingerbreadに慣れていたというのもあるが、なによりメニューキーがボタンとして排除されたことへの違和感が強い。Gingerbreadを含めて、これまでのAndroid OSでは、メニューキーがファンクションキーとして存在し、各種アプリのメニューを起動できた。しかし、ICSでは、アプリ内のボタンでアプリメニューを表示させることができるため、独立したメニューキーが必須ではなくなったのだ。

HTC Jもその点は変わらない。ファンクションキーは、左から「戻る」「ホーム」「タスク」が配置されているが、このタスク機能、独立したボタンで用意するほど必要な機能だろうか。ここは通常通り「メニュー」を配置して欲しかった。その点、ARROWS X F-10Dなど国内メーカーの夏モデルでは、これまでのユーザーにも配慮されている。

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通知バーはシンプルで標準ではなにも配置されていない。機種によっては、WiFiやBluetooth、マナー、テザリングを切り替えるボタンがレイアウトされているものがあるので、出来れば搭載して欲しかった。だが、このあたりは、サードパーティのアプリ「Notification Toggle」などで解消できるので問題ではない。

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