レビュー: Xiスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」「Optimus LTE L-01D」(後篇)

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NTTドコモが発売中のXiスマートフォン3機種、サムスン電子製「GALAXY S II LTE SC-03D」、LG電子製「Optimus LTE L-01D」、富士通製「ARROWS X LTE F-05D」のなかでも、日本市場向けの機能が充実しているOptimus LTE L-01DとARROWS X LTE F-05Dについて、前回からレビューしている。

レビュー: Xiスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」「Optimus LTE L-01D」(前篇)

両機種のスペックシート上の違いを再度掲載する。

Optimus LTE L-01D
・4.5インチ True HD IPSディスプレイ(1280×720ピクセル)
・APQ8060 1.5GHz(デュアルコア)
・810万画素CMOSカメラ
・おサイフケータイ、ワンセグ対応
・ROM 4GB
・FOMAハイスピード(送信5.7Mbps/受信14Mbps)
・連続待受時間3G(約300時間)LTE(約240時間)

ARROWS X LTE F-05D
・4.3インチHD TFTディスプレイ(1280×720ピクセル)
・OMAP4430 1.2GHz(デュアルコア)
・1310万画素裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」カメラ
・おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信対応
・防水・防塵対応(IPX5/IPX8、IP5X)
・ROM 8GB
・FOMAハイスピード(送信5.7Mbps/受信7.2Mbps)
・連続待受時間3G(約490時間)LTE(約200時間)

この記事では引き続きハードを含めた両者の違いを見ていく。

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背面にはこれらの機種の機能が盛り込まれている。両機種ともに、おサイフケータイに対応しており、ワンセグ専用の伸縮式アンテナを搭載する。また、カメラも中央に配置されており、F-05Dはソニー製の1310万画素「Exmor R for mobile」カメラを搭載している。また、F-05Dは赤外線通信も備える。

カメラについては、起動速度は2機種ともに高速だが、F-05Dは1310万画素カメラの割に起動速度が極めて速い。NECカシオがフィーチャーフォンやMEDIASブランドのスマートフォンにおいて「瞬撮」という機能をアピールしているが、体感速度では殆ど同じ程度と言ってもいい。

なお、ドコモが搭載を進めるワイヤレス給電「Qi」には2機種ともに非対応で、Xiスマートフォン全体でも対応機種は現時点で用意されていない。Qiについては、今後発表される機種で対応していくだろう。

また、F-05Dは防水・防塵に対応している点も特筆すべきだろう。国内スマートフォンにおいて防水・防塵が標準化する流れがあり、賛否両論があろうが、筆者は利用できるシーンが増えるということから比較的賛成だ。

ただし、F-05Dにはそのためにイヤホンジャックにもカバーが付いており、音楽を聴く際に都度開閉をしなければならないのは手間が増えて気になるところだ。(同じ防水防塵レベルの富士通東芝製「Windows Phone IS12T」はイヤホンジャックがむき出しになっていて使い勝手が良い。)

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その他、F-05Dは、LEDインジケータを搭載している。充電中は赤く点灯し、通知の際は緑や青が点滅する。フィーチャーフォンでは当然の機能だが、iPhoneを含めてスマートフォンではまだまだ搭載されない機種が多い。L-01Dも例外ではない。

なお、LEDインジケータがない機種向けのサードパーティ製アプリケーション「NoLED」は使い勝手はいいが、ただでさえ消費電力的に厳しいXiスマートフォンなので、通知系のアプリを常駐させるのは実用的に難しい。

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L-01Dは、実用的で面白い機能を備えている。それが「ウェブブラウジングUI」と「ジェスチャーUI」だ。前者は、ブラウザを利用しているときに、親指でズームボタンを押して、端末を傾けるだけでズームイン/アウトができる。両手が使えないシチュエーションで便利だ。

また、ジェスチャーUIは、着信やアラームに対して、端末を裏返すことで消音になる機能が搭載されている。ミーティング中の着信にスムーズに消音できるのはありがたい。また、加速度センサーを利用した機能として、ギャラリーで写真を閲覧している際に、端末側面を軽くタップするだけで次の写真に進んだり、戻ることが出来る。

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最後に、通信について。今更だが、L-01DとF-05DはXiに対応しており、LTE対応エリアならば計測値は同じ水準だった。なお、Xi速度の参考として、筆者が都内で計測した際に一番高速だったのは、港区内で下り10.9Mbps/上り3.1Mbpsを記録したときだった。

基本的にLTEエリアでは安定かつ快適な通信環境が得られる。これに慣れると、FOMAハイスピードやソフトバンクモバイルの「iPhone 4S」にはイライラするくらいだ。Xiスマートフォンを使ってから、筆者はAndroidスマートフォンをメインとして利用しているほど快適さは歴然としている。

このレビュー記事の最初にスペックシート上の比較でも挙げたが、実はL-01DはFOMAハイスピード時に最大通信速度14MbpsのHSDPAに対応している。というより、F-05Dが対応していない。2011年秋冬モデルをみても、スマートフォンで14MbpsのHSDPAに対応していないのは、F-05Dと、同じく富士通製の「REGZA Phone T-01D」「ARROWS Tab LTE F-01D」くらいだ。

とはいえ、この理論値が実際に体感速度に影響するかというと、殆ど違いは伝わらない。販売店では、よく比較される両機種の違いの一つとして、このHSDPAの最大通信速度の違いを説明するようだが、この点で購入を決める必要性は全くない。

Androidスマートフォンは、さまざまなサードパーティ製アプリケーションでカスタマイズすることに意義がある。そのカスタマイズも高性能ゆえに楽しめることが多い。そういうときに通信速度が速く、プロセッサもデュアルコアを搭載している両機種は購入の際に魅力的だ。

この記事では、選択が悩ましい2機種について簡単に比較してみた。発売されていない「MEDIAS LTE N-04D」や、発表されていないNECカシオ製のXiスマートフォンが登場したときに、また比較端末が増えて、同時にユーザーの選択肢も広がるだろう。

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レビュー: Xiスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」「Optimus LTE L-01D」(前篇)
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