Androidスマートフォン契約時にGoogleアカウントとパスワードを記入させて代理店側でアプリをインストールする例を確認

複数の報告によると、一部の携帯電話販売代理店において、Androidスマートフォンの契約時、ユーザーにGoogleアカウントのIDおよびパスワードの記入または新規作成のうえの記入を契約必須条件として、代理店側が開通作業の際にユーザーのIDとパスワードでAndroidマーケットにログインし、スマートフォンにアプリケーションをインストールして販売する例があることを確認しました。

取材したところ、契約ユーザーは契約時に別途代理店が用意した「GoogleアカウントのID」および「同アカウントのパスワード」の記入欄が設けられている用紙への記入を契約必須条件と案内され、アカウントを所持していない場合は新規アカウントを作成する必要があったとのことです。

代理店側は開通作業時に端末を操作するとき、ユーザーの記入したGoogleアカウントとパスワードを使用して、Androidマーケットにログインし、指定のアプリケーションをインストールしているようです。

インストールアプリは、多い場合で15個程度とのことで、インストールされたアプリを筆者が確認したところ、クーポン系アプリ、SNSアプリ、情報誌系アプリ、携帯電話向けアプリ会社のアプリ、キャリア非依存系メッセージサービスアプリなどを含めて有名アプリばかりでした。

ある代理店は、契約必須条件として実施しているため、事前の説明及びユーザーの同意は得ているとしています。

先日、大型量販店が「iPhone 4S」にMobageのプロファイルをインストール、ホーム画面にリンクを貼って販売していたことが問題になりましたが、こちらの一部代理店が行なっている、Googleアカウントとパスワードを代理店側が入力して複数のアプリをインストールするという行為のほうがセキュリティ的に深刻な問題です。

UPDATE: 11月25日(金曜日)

本記事の事実関係の根拠の1つである、代理店が発行した当該「同意書」を下記に掲載します。なお、当該同意書は筆者が取材の一環で代理店にて契約手続きを進めた上で入手した原本をスキャンしたものです。

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この「携帯電話契約 注意事項確認書 兼 同意書」は、代理店側が発行する特約の同意書です。受付後のキャンセルができないなど、序盤の条項は他の代理店でも同意事項に含まれる一般的な項目となっています。

しかし、「スマートフォンを購入されたお客様用」という項目は目を疑う内容です。AndroidとiPhoneという区分けで、アカウントとパスワードを記入させる項目があります。しかも「備忘録としてご利用ください」という謎の名目です。

ちなみにこの同意書、左上にあるように代理店宛となっていることから、この同意書全体が代理店に送信されていることになります。その中に、アカウントとログインパスワードを記入させる項目があるのです。ここに記入させる個人情報は誰のための備忘録でしょうか。

なお、先述の通り、当該同意書は筆者が取材の際に記入して、実際に契約手続きを進めた書類に基づくのですが、ご覧のとおり、左下の署名欄は空白になっています。単刀直入に言うと、署名を求められることはありませんでした。

恐らく、代理店側の本来の目的はアカウントとログインパスワードを入手して、開通作業時にアプリをインストールするためなので、この同意書は一般的な代理店が契約者に確認事項を同意させる目的ではないと言えます。

この記事による反響は大きく、一つ一つを拝見していると、こうした手法は以前からあったようで、主に激安系の携帯電話ショップで見られるようです。

現時点で具体的な店舗名の公表は控えますが、複数の異なる代理店でこうした手法が横行していることを確認しています。また、アップデート出来る情報がある場合は、その都度行います。

まずは注意喚起までに。
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