「CDMA iPhone 4」1月発表の理由

  • Day:2010.08.13 08:53
  • Cat:iPhone
Daring FireballのJohn Gruberが、同氏が昨日掲載した記事についての読者からの質問に答える形で「CDMA iPhone 4」の必要性について言及しています。以下、同氏による「単なる推測」に基づく返答です。

Verizon Wirelessは、次世代通信規格LTEの筆頭だが、Appleが「CDMAをスキップしてLTEを待つ」ことを選ばなかったのは単にタイミングの問題だ。AppleがCDMAを1年待つ、あるいはVerizonとの契約を1年待つならば、ストレートにLTEモデルになっただろう。しかし、Appleが「すぐに(1月に)」iPhoneをVerizonから発売したいならば、CDMAが唯一の選択肢だ。

Verizon iPhoneを待望する声が多いのは、それだけ多くの人が、AT&Tのカバー率と品質に満足していないからに他ならない。ただ、LTEがVerizonのロードマップ通りに進むとしても、1月の段階では大都市限定であり、まだニッチなテクノロジーと言える。

CDMAは不完全であり、将来性はなく、音声と通信を同時に利用できない。だが、これは大したことではない。Verizon Androidユーザーから、音声と通信の同時利用不可について、全く不満を聞かないからだ。その点、初代のEDGE iPhoneでは、データ通信をしている途中に音声着信があると留守電に接続されるから、更にたちが悪かった。

Appleが、Verizon iPhoneを発売するということは、当然、将来LTE iPhoneが登場することになるが、AppleはLTEの先導には立たない。Appleは、CDMA iPhoneを1月に発売し、半年後、恒例のアップデートで新型を発売するだろう。

この市場では、恒例の新型iPhoneが出るまでの6ヶ月は「長い期間」と言える。想像するシナリオでは、Appleは、1月にVerizon WirelessからCDMA iPhone 4を発売し、もしかすると、デビューに「64GBモデル」というスパイスを加えるかもしれない。

そして、6月のWWDC基調講演において「iPhone 5」が発表され、iPhone 5では、GSMとCDMAのいずれもサポートするだろう(クアルコムは既にデュアルチップを生産している)。もしくは、別々にリリースされるかもしれない。

「iPhone 3GS」は生産終了となり、iPhone 4がスライドして廉価版となり、AT&T/Verizonは99ドルで販売する。CDMA iPhone 4が、Verizonで最上位モデルを担当するのはたったの6ヶ月だが、ベースモデルとしては、その後も長い間存在することになる。ちなみに、6ヶ月という期間は、Verizonから発売されている、どのAndroidスマートフォンよりも期間は長い。

肝心なこととして、Appleが、Androidスマートフォンと対抗するためには、すぐにでもVerizonと取引を成立させなければならない。そして、早急にiPhoneを発売するならば、LTEではなくCDMAとなるのだ。

Twitterにおいて「ホリデーシーズンの12月にリリースすればいいのに」との良い質問があった。私の考えは次の通りだ。12月はホリデーシーズンだ。12月に大量の製品を発売することは出来ない。Appleは、一般的に、ホリデーシーズン向けの製品ラインアップを10月までに発売する。だから、9月にiPodイベントがあるのだ。

そうすると、理論上は、CDMA iPhone 4は、9月に発表されても良い。だが、私が持っている全ての情報を踏まえると、CDMA iPhone 4は現時点でそれほど準備が出来ていない。事実、GSMのiPhone 4は、未だに在庫不足という問題を抱えている。CDMA iPhone 4が、10月までに発表がなければ、1月まで発売はないだろう。

もう1つの可能性として、AppleとAT&Tの独占販売契約が、2010年12月31日で満了するかもしれないからということも考えられる。

関連:
Rumor: 「CDMA iPhone 4」1月発売
Rumor: Cortex-A9ベースの新「iPad」2011年第1四半期に登場へ/7インチモデルも追加
Rumor: 来年1月にVerizonから「iPhone」発売
Rumor: 新しい「iPhone」は2モデル(CDMAモデル登場)

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。