Column: Disney Mobileのポリシーを改めて尊重する

  • Day:2008.11.29 02:35
  • Cat:Others
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本日開催されたモバイルテクノロジーのカンファレンスイベント「mobidec2008」において、ウォルト・ディズニー・ジャパンのインターネット・グループ ディズニー・モバイル部門バイスプレジデントDavid Milstein氏によるディズニー・モバイルの講演「Disney Mobile と "The Disney Difference" - 携帯電話サービスの新たなアプローチ -」が行われました。

その中で同氏は、ディズニー・モバイルについて、端末のスペックではなく、中身の楽しさが売り物であり、強力なコンテンツを背景にコンテンツ中心の端末ラインナップを揃え、新モデルが登場した後も既存モデルを併売して、コンテンツ面で常に新サービスを提供すると述べました。

同氏は、ディズニー・モバイルの付加価値として、オリジナルメールドメイン "@disney.ne.jp" の提供、オリジナル絵文字&メールテンプレート、スタイリッシュなオリジナル端末デザイン、25のディズニー公式サイトの使い放題、ディズニーのポイントプログラムを挙げました。その上で携帯電話としては、ソフトバンクモバイルの3Gネットワークを使用し、数千の公式コンテンツが利用できるほか、ソフトバンクの販売網、ハイスペック機種をラインナップしていると指摘し、これらの付加価値を含めて、リーズナブルな価格で提供できている現状を説明しました。

事実上MVNO方式でソフトバンクモバイルとの連携しているため、通話定額などの各種サービスは同様に適用されるほか、料金プランがホワイトプラン(D)のみといったシンプルなラインナップとなっています。同氏が指摘された「コンテンツ中心の端末ラインナップを揃え、新モデルが登場した後も既存モデルを併売して、コンテンツ面で常に新サービスを提供する」ことは既に実践されており、今年3月1日のサービス開始時点での唯一のモデル "DM001SH" は、第2弾の "DM002SH" の登場後も継続して販売されています。12月6日には防水などに対応した初のスペックアップモデル "DM003SH" が第3弾としてリリースされますが、新コンテンツは既存モデルにも対応するため、私のように "DM001SH" ユーザーでも新しい経験を取り入れることが出来る状態となっています。

このスタンスが成り立つのは、MVNOによる比較的規模の小さい展開であることに加え、既に強大な「ディズニー」ブランドが成立しており、ターゲット層を完全に絞り込めるからだと思います。コスト面では、MVNO故にインフラ整備を新たに実施する必要のない点や、端末をソフトバンクの既存モデルベースにしている点でより軽減することが出来ます。販売チャンネルも全国のソフトバンクショップで行っています。

私はこのブログにおいて、ディズニー・モバイルのサービス開始決定当初から、そのコンセプトやスタンスにかなり期待をしており、2月下旬の段階では「ブロガーの中でもディズニー・モバイルの広告塔として五本の指に入るであろう」と調子に乗っていましたが(汗)、サービス開始日の3月1日に "DM001SH" を購入後、非常に愛着を持って大切に使っています。

決して "DM001SH" は当時のケータイのスペックから見ても高機能ではありませんでしたが、焦点は強力なディズニーのコンテンツであるために、特段不満に思うことはありませんでした。むしろ、ソフトバンクのモデルの中からベースとして "820SH" を選んだことは、結果的にはかなり素晴らしい判断だったと思います。新機種が登場する度に感じていますが、812SHから続くソフトバンクのシャープ製ミドルレンジクラスのラインナップは完成度が高いです。手に馴染む薄さと軽量なボディ、ユーザビリティは常に進化しています。

ディズニーのコンテンツを利用することがユーザーの第一目的である、キャリアとしてのディズニー・モバイルは、他キャリアと比較して、2倍以上のユーザーがパケット定額プランに加入しています。また、ターゲット層が明確であるため、ユーザーの約8割が満足していると答えており、満足度の高さが分かります。

消費動向が冷え込む中で苦戦するキャリア各社ですが、端末の販売台数が減少しているのは、単に不景気だけの問題ではなく、これまでの日本の携帯市場の在り方を是正しようとする動きがソフトバンクの登場以降に見られたため、長期契約ユーザーが増加したことに因る処もあると思います。そうした動きのなかで、ディズニーはオリジナリティを全面に押し出すサービスを上手に展開しています。サービス開始初年である今年に発売されたモデルは計3機種とかなり少なく、ハイエンドモデルもありませんが、不満を抱かせない付加価値の提供は、まさにユーザーに適した内容です。ディズニーと、他の大手キャリアでは比較できない点ではありますが、他キャリアにも見習える要素はあると思います。

一方、コンテンツ面が進化していくということは、最終的には端末自体のスペックも必然的に上がるということに繋がります。私のような初期モデルのユーザーに、いつまでも最新サービス全てを提供して欲しいという要望は、少なくとも私にはありません。むしろより進化して、ディズニーがオリジナルケータイの中で主役になる機会がどのように変化していくのか楽しみです。

現在ディズニー・モバイルには機種変更というものがありません。基本的に2年契約なので、必要性はないのですが、将来的には間違いなく設置するでしょう。その時、つまり私が再来年の3月に、ディズニー・モバイルの最新モデルを絶対に買いたくなるような、そのような進化を望んでいます。それくらい期待して購入したもので、今も大変満足していますし、その期待は今後にも向いています。

私は、サービス開始の3月1日に量販店でディズニー・モバイルを契約しました。当時、私はブログに「私のほかに契約をしている人はいませんでした。おそらくこんな感じでDisney Mobileは進んでいくんでしょう、ゆっくりと」と書きました。その感覚は今も変わっていません。半年以上が経過した今、ターゲット層への認知度は大幅に上がっているであろうと存じます。長期的に見て、「ゆっくり」と展開していくことが、何より私がディズニー・モバイルに共感した点なのです。

参考:
【mobidec2008】ディズニー・モバイル、端末に依存しないサービス展開を説明(Impress)

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Comment

ども!です。
Fujiさんの熱い想いが伝わってまいりました。^^

ディズニーのコンテンツの強さは誰もが納得するものなので、それを
いかように料理してくれるかが今後の鍵なのでしょうね。
デザイン自体は何も言うことはないでしょう。

やっぱTDLがらみとのリンクとかなんでしょうか?個人的には^^
その辺を充実させてもらえるとユーザーは嬉しいんじゃないでしょうか。
wifiで待ち時間中にサービス展開、ゲームやファーストパスなんか
取れたりとか、夢が広がりますな・・・って別にディズニーの回し者
じゃないですぜぃ(笑)

Winterboadのテーマももう少し種類増やしてみます。^^
>gun_gさん
どうもです!
いやー、後から見ると熱いですね・・・熱いだけですね(苦笑)

やはり無料で全てのサービスが利用できるのはファンにとっては嬉しいと思います。他キャリアではそれぞれに300円ずつ払わないといけないだけに・・・。

そうですね、TDLやリゾートで優先的なサービスが受けられたりすると面白いかもしれません。是非やってほしい!
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