KDDI, 「SIMロック」解除について現状では困難との認識を表明

  • Day:2010.03.31 14:52
  • Cat:au
KDDIは、総務省が来年度中をめどに見直しを図る「SIMロック」システムについて都内で記者会見を開催し、同社の考えを説明しました。その中で同社渉外・広報本部渉外部長の古賀靖広氏は「SIMロック解除の目的はユーザーが自由に端末を選べるような状況にすることだと思うが、事業者で他にもシステムに色々な違いがあり、SIMロックだけが問題なのではない」と述べ、携帯電話機メーカーの国際競争力がないことの原因は「SIMロック」だけではなく、それ以外にも様々なハードルがあり、現状のシステムを直ちに見直すのは難しいとの認識を示しました。

質疑応答において同氏は、記者の「アプリケーションや課金プラットフォームなどを切り離して使えるようにすればいいのではないか」との問いについて、「大胆な変革になるので現状では困難」とコメントしました。また、ユーザーにとってのSIMロック解除のメリットは「SIMロック解除が義務づけられた場合は、安い端末を購入して使えるメリットはあるだろう」と述べました。なお、この認識は、同社がレベル2のSIMロックを採用しているため、NTTドコモやソフトバンクモバイルのように、安価な白ロムを購入し自由に入れ替えするという使い方が出来ないところに関連します。

ちなみに、KDDIは現在CDMA2000を採用しているため、仮にSIMロック解除がなされたとしても、ドコモやソフトバンクが採用するW-CDMA規格の機種は利用出来ません。

さらに、「SIMロックの解除で携帯電話機メーカーの国際競争力は増すのか」との問いには、「iPhoneのような世界共通端末をメーカーが作るようになれば増すのかもしれないが、現状の携帯電話事業者ごとに個別に開発するモデルとは異なる」と回答し、現行のモデルでは、必ずしも「iPhone」のような国際競争が出来る端末が生まれるわけではないとの考えを示しました。SIMロックが解除された場合の端末代金についても、高くなるとの見方を示しています。

また、会見後、同氏は「日本の今の垂直統合モデルのなかでSIMロックを解除しようとするのは無理がある。それとは違うビジネスモデル、スマートフォンのような端末を使ったり、LTEを導入したりして、どの仕様もうまく入るのであれば、そういった端末が出てきて、自然とユーザーが乗り換える環境になるだろう」と述べています。

現段階の方針としては極めて妥当だと思います。なお、総務省は「SIMロック」について、4月2日に、KDDIを含めた携帯電話事業者、消費者団体などが参加する公開ヒアリングを開催します。

参考、引用:
「SIMロックだけがガラパゴス化の原因ではない」、KDDI会見より(ITpro)
KDDIが語る「SIMロック解除」のメリットとデメリット(ケータイWatch)
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Column: 「SIMロック」解除について、現段階での見解(UPDATEDx2)

Original Story: 2010.03.28 Sun. 09:19

1. 「SIMロック」解除に関する動き

総務省は、2007年から国内携帯電話におけるSIMロック解除を本格検討しています。当時開催された「モバイルビジネス研究会」では、各キャリアはSIMロック解除の方針に慎重姿勢を見せたものの、NTTドコモの関係者がSIMロック解除の検討を示唆する発言をしたことがニュースになりました。ドコモ前社長の中村氏も、「SIMロックを解除するなとは言わないが、議論をする必要がある」と述べたり、「ドコモのケータイにソフトバンクのSIMを挿しても『Yahoo!ケータイ』すら表示されない状況をどう判断するか」などの本質的問題を提起しました。

管轄官庁である総務省は、同年6月、2010年をめどに携帯電話の利用規制を大幅に見直し、「SIMロック解除」によって携帯電話会社を変えても機種はそのまま利用できるというシステムを取り入れる方針を明らかにしています。今年3月、ついに同省は、キャリア各社が共通して採用する第3.9世代規格サービスLTE導入を踏まえて、SIMロックの解除について検討することを表明、4月2日には、公開ヒアリングが開催される運びとなっています。

このように、国内のSIMロックフリー端末解禁の流れは徐々に強まっています。一方、キャリアは慎重姿勢を崩しません。そうした方針とは逆に、一部のユーザーはSIMロックフリーを待ち望んでいるようです。それは、米国のGoogleが発売した「Nexus One」がSIMロックフリーであることや、携帯電話ではないものの、Appleの「iPad」がSIMロックフリーであることにより、その利便性を体験したことも要素の一つだと思います。

では、SIMロックフリーは本当に必要なのか、ビジネスモデルは成立するのか、仮にSIMロックフリーが当たり前になったとき、ケータイはどのように変わるのか。実は、こうした具体的なことはあまり論じられません。ここでは、そのような点について、簡潔に見ていきます。

2. スマートフォンとケータイの違い

まず私のスタンスを。私はSIMロックフリーは一部のスマートフォンで導入される以外は、特に必要のないものだと思っています。それは、現行のいわゆる「ケータイ」全域にSIMロックフリーが広まっても、何らメリットが無いからです。

今の日本のケータイは「キャリア依存」もしくは「キャリア主導」のサービスで成り立っています。この点は、キャリアに主導権があるゆえにSIMロックフリーが進まないという論理でよく批判されます。ですが、キャリア依存のサービスには、キャリアメールや「iモード」などのインターネットサービスが含まれており、現状、これをケータイから切り離すのは困難です。

他方、スマートフォンは予めこれらのキャリア依存のサービスが組み込まれていないので、もともとキャリアに依存していません。ですから私は、一部のスマートフォンでSIMロックフリーが一般的になるのは必然だと思っているのです。今のキャリアロゴが刻印された国際的なスマートフォンは不要です。

販売モデルもいたってシンプルで、現行方式を変える必要はありません。ドコモを例にすると、同社ではスマートフォンを「端末購入サポート」という特別割引を適用して、3万円~4万円程度で販売しています。将来のSIMロックフリーのスマートフォンもこのままで良いのです。それにより、キャリアはユーザーの囲い込みが出来ますし、ユーザーはドコモ以外のキャリアを最初に選ぶことが出来ます。端末価格でも競争出来るし、価格高騰の恐れもありません。従って、スマートフォンでは、SIMロックフリーをスタンダードにすることはメリットがあり、様々な弊害もないと考えます。

ところが、前述の通り、いわゆるケータイは話が異なります。特に高機能ケータイでは、その「高機能」はキャリア依存度が高く、SIMロックフリーになっても、ユーザーはそれほど自由なことは出来ません。ドコモがSIMロックフリーの端末を自社から発売したとして、ユーザーが「ソフトバンクモバイルが良い」ということで後からSIMカードを入れ替えて、ソフトバンクのどれほどの機能が利用出来るでしょうか。

そもそも、SIMロックフリー端末はメーカー直販で提供されるのか、その際、キャリアサービスはどうなるのか、販売モデルはどうなるのか、端末価格はどうなるのか、メリットの不在とともに、疑問点や難点、課題が山積しています。つまり、ケータイのSIMロックフリー化は現状で全く魅力的ではないのです。ですから私は反対しています。

もちろんSIMロックフリーが有効なケータイも存在します。それは、シニア向けや子供向けの制限付きケータイです。キャリアサービスに依存する必要のないシンプルなケータイでは、むしろメーカーが「これ」という端末を作り、SIMロックフリーで販売したほうが、家族は、契約状況に応じてキャリアを自由に選べます。これはキャリアという垣根を越えた「安全」や「安心」を提供する上で重要です。勿論、現在のキャリアによる独自の「安心」施策は、当然に適用されるシステムが構築されることが望ましいです。

3. ケータイの所有権の問題

これまで述べた話とは別に、議論されるべき事案があります。それは、割賦契約などを満了した端末に関しては、キャリアはユーザーの希望によりSIMロックの解除を積極的に導入すべきということです。ソフトバンクのケータイを例に挙げると、同社のケータイはSIMカードを抜くと殆どの機能を利用することが出来なくなります。また、ドコモのスマートフォン「Xperia」も同様です。この状況はとても不合理で、ユーザーにとって一方的に不利と言えます。

数年前に比べて、現在の端末価格は格段に上がりました。それは以前のインセモデルが破綻したことにより、言わば健全的解決のための仕方がない措置だったと思います。しかし、それならば、4万円~6万円程度で購入するケータイにSIMカードの有無による機能制限があるのは納得出来ません。

この問題に関しては、ソフトバンクの孫社長が2006年の会見で、記者の「新スーパーボーナスによる分割払いを完済した端末に対して、SIMロックを解除する考えはあるか」という問いに対し、「端末代金を回収し終わった後であれば、理屈的にはあり得るかもしれない。これまで考えたことがなく、今言われたばかりなので即答はできないが、仮にそうした場合のデメリットがないかなども含め検討していく」と回答しました。端末の所有権は契約満了の時点でユーザーにあります。私はその点は強く要求します。

4. まとめ

総務省の公開ヒアリングでは、SIMロックに関する、各キャリアの最新の考えが明らかになります。この問題は、それを踏まえて再度考察すべきです。現段階では、私は、一部のスマートフォンではSIMロックフリーが妥当、ケータイでは、シニア・子供向けを除いては、メリットの不在からSIMロックフリーは不要、但し、所有権の問題から、契約満了時点で希望するユーザーには、キャリアはロック解除を行うのが筋と考えています。

UPDATED:
読売新聞の報道によると、総務省は27日、「SIMロック」について解除するよう携帯電話会社に求める方針を固めました。2010年末から発売される次世代携帯電話が対象となり、法制化による義務付けも検討するとのことです。同省は「契約から一定期間がたった次世代携帯電話の端末について、希望者にはSIMロックの解除に応じるよう」求めます。

同省の「契約から一定期間」たった次世代携帯電話についての希望ユーザーへのSIMロック解除要請は、私の主張と同様です。これは良い方針だと思います。しかし、法制化による義務付けについては、キャリアに幅広い負担がかかる恐れがあるので、一概に賛成できません。

UPDATEDx2:
KDDIは、本日31日、都内で記者会見を開催し、総務省が来年度中をめどに見直しを図る「SIMロック」システムについて、同社の方針を示します。

Apple, 「iTunes 9.1」をリリース

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Appleが、米国での「iPad」発売に先立ち、「iTunes 9.1」をリリースしています。

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ライブラリの項目の名称が「オーディオブック(Audiobooks)」から「ブック(Books)」へ、「アプリケーション(Applications)」から「アプリ(Apps)」へ変更されています。

シャープ, Androidデベロッパ向け専用端末を発表

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(SHARP)

シャープが、Androidを搭載するスマートフォンの普及拡大に向けて、Androidアプリケーションデベロッパ向け専用端末(開発キット)を製品化すると発表しました。専用端末「JN-DK01」は、KDDIが本日発表した同社製Android搭載スマートブック「IS01」をベースにしており、OSの書き換えや、開発したアプリケーションを詳細に評価・分析することが可能となります。発売は2010年5月以降です。

同社では、デベロッパ向けウェブサイト「SH Developers Square」を本日より開設し、SDKの配布、API情報などを順次公開します。

KDDI, auスマートフォン向け「au one Market」を提供

  • Day:2010.03.30 11:19
  • Cat:au
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(KDDI)


KDDIが、本日発表したauスマートフォン「IS series」に関連し、「Android搭載スマートフォン」向けに「au one Market」を提供すると発表しました。au one Marketはアプリケーションを集合させたマーケットプレイスで、検索・リコメンド・ランキング機能を提供するほか、auかんたん決済による、有料アプリケーション料金の一括決済が可能となります。

「au one Market」は2010年8月下旬以降の提供開始を予定しています。

「au one Market」の提供開始について(プレスリリース)

KDDI, auスマートフォン「IS series」を発表

  • Day:2010.03.30 11:09
  • Cat:au
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KDDIが、auスマートフォンの新たなカテゴリ「IS series」を新設し、「IS01」「IS02」の2モデルを発表しました。それに伴い、同社では「IS series」の世界観や、Androidのユーザーインタフェースなどを発売前に体験出来るスペシャルサイトをオープンしました。本日の発表会でのタッチ&トライコーナーでの実機デモンストレーションも動画で閲覧することが可能です。

なお、「IS series」のauスマートフォンを利用するための料金プランについて。基本プランは従来のau携帯電話の料金プラン/割引サービスを選択可能です。パケット通信料定額サービスをご利用の場合「IS series」単独利用時の国内パケット通信料の上限額は5,985円となります。

インターネット接続月額料としては、「IS NET」を月額315円で提供します。「IS NET」に加入することにより「IS series」でのインターネットが利用可能になります。既に「EZ WIN」加入のユーザーは機種変更の際に自動的に「IS NET」へ切り替わります。

発売から2010年9月30日(木曜日)までに「IS01」または「IS02」を新規で購入のユーザー向けに、2年間で最大26,280円お得になるキャンペーンを実施します。月々の料金から「プランEシンプル(誰でも割ご契約時)」基本使用料(780円)および「IS NET」月額料(315円)の合計額に相当する最大1,095円を24ヶ月割引します。

auスマートフォン「IS series」スペシャルサイトの開設について

KDDI, Windows Mobile搭載の「IS02」を発表

  • Day:2010.03.30 10:54
  • Cat:au
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KDDIは、本日の新商品発表会において、Windows Mobile 6.5.3搭載の東芝製スマートフォン「IS02」を発表しました。「IS02」は、4.1インチ(WVGA)有機ELディスプレイ、約322万画素オートフォーカス付きカメラを搭載しています。「Windows Marketplace for Mobile」に対応するほか、Cメールへの対応も検討中です。

KDDI, Android OS搭載シャープ製スマートブック「IS01」を発表

  • Day:2010.03.30 10:49
  • Cat:au
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KDDIは、本日、Googleと共同で新商品発表会を開催し、Android OS 1.6搭載シャープ製スマートブック「IS01」を発表しました。「IS01 by SHARP」は、Android OSを採用したクラムシェル型スマートブックです。5.0インチ(フルワイドVGA++)タッチディスプレイにQWERTYキーを搭載、日本で普及しているワンセグや赤外線にも対応します。

また、今後のアップデートによりMMSメール(@ezweb.ne.jp)やLISMOサービスにも対応予定です。「Androidマーケット」と「au one Market」に対応しており、ユーザーは自由にアプリケーションをダウンロード出来ます。

有効画素数約527万画素オートフォーカス付きカメラを搭載。microSDスロットを備えます。au one ナビウォークにも対応しています。重量は約227g(暫定値)です。

なお、端末デザインは深澤直人氏が手がけています。

Apple, 「iPhone SDK 3.2 GM」を配布(UPDATED)

  • Day:2010.03.30 08:46
  • Cat:iPad
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Appleが、デベロッパ向けに「iPhone SDK 3.2 GM」を配布しています。

UPDATED:
MacRumorsによると、Appleは「iPhone SDK 3.2 GM」のシードに併せて、「iPadライセンス契約書」と「iPad 3.2ファームウェア」をサーバーにアップしているとのことです。ライセンス契約書には以下のような内容が記されています。

Appleは、最新のiPad OSソフトウェアバージョンを、マイナーアップデートから次のメジャーアップデートまで含めて、無償で提供します。例えば、あなたのiPadが「iPad 3.xソフトウェア」の場合、Appleは「iPad 4.xソフトウェア」まで提供します。

「iPod touch」は、ソフトウェアのメジャーアップデートを有償で行わなければなりませんが、iPadでは、少なくとも一回のメジャーアップデートは無償で提供されるようです。

Rumor: 新しい「iPhone」は2モデル(CDMAモデル登場)

  • Day:2010.03.30 07:15
  • Cat:iPhone
The Wall Street Journalでは、情報筋によると、Appleは、2つの新しい「iPhone」を開発しており、1つはCDMA方式でVerizon Wireless向けのモデルの可能性があると報じています。レポートによると、複数の新しいiPhoneのうちの1つは、Hon Hai Precision Industry(Foxconn)が製造し、CDMAモデルの新しいiPhoneは、ASUSTeK Computerの子会社であるPegatron Technologyが製造します。

状況に詳しい情報筋によると、Pegatron Technologyは、今年9月にもCDMA iPhoneを量産するとしています。一方、AppleがCDMA iPhoneを発売する時期については不明とのことです。

なお、この記事の署名は "Yukari Iwatani Kane" となっていますが、Appleが過去に意図的なリークを仕掛けたと見られる記事の殆どに同氏が関わっていることで話題になりました。

UPDATED:
Engadget.comでは、WSJの報道から間もなく、Appleの次世代「iPhone」が6月22日(火曜日)に発表されるとの情報を受けたと伝えています。情報によると新しいiPhoneは「iPhone HD」とのネーミングになるそうです。

UPDATEDx2:
Daring FireballのJohn Gruberは、WSJの報道に対し、以下のようにコメントしています。

「is(~している)」と「appears to be(~のようだ)」には大きな違いがある。この記事は「CPUにA4搭載」とも「解像度が2倍」とも「フロントカメラ搭載」とも「マルチタスク対応」とも言っていない。WSJが伝えたことは単に「新しいiPhoneが今夏発売される」ということだけ。スクープをありがとう、Yukari Iwatani Kane!

つまり、新しい「iPhone」は、CPUにA4が搭載され、解像度が2倍になり、フロントカメラが内蔵し、マルチタスクに対応すると主張しています。

UPDATEDx3:
WSJの記事が更新されました。記事では、「デバイスに詳しい2人の情報筋」によると、CDMA対応iPhoneとは別に、今夏リリースされる新しいiPhoneは、より薄く、速いプロセッサを搭載している可能性があると伝えています。

関連:
Apple, タブレットデバイスの情報を自らリーク(UPDATED)

KDDI, 「Androidスマートフォン」を本日発表

  • Day:2010.03.30 06:33
  • Cat:au
KDDIは、本日、Googleと共同で新商品発表会を開催し、同社初の「Androidスマートフォン」を発表します。スマートフォン向けの新しい料金体系の追加も期待されます。その他、KDDIオリジナルのスマートフォン向けポータルサイトも開設されるかもしれません。

同社のこれまでのスマートフォン導入に関する意向を踏まえると、国内製のAndroidスマートフォンが発表される可能性が高いです。同社は、これらの新しいスマートフォンラインアップを新たなカテゴリでシリーズ化して市場にアピールしていくことが推測されます。

なお、「SHI01」「TSI01」など、新たな型番ルールの端末が認証機関などで確認されています。

横浜商科大学, 全学生に「iPhone 3GS」を無償貸与

  • Day:2010.03.30 03:11
  • Cat:iPhone
横浜商科大学は、ソフトバンクモバイルからAppleの「iPhone 3GS」を1,700台購入し、同大学の学生と教職員全員に無償貸与します。日本経済新聞が30日付で報じました。主に授業や出席管理などに利用します。

同大学では、4月から商学科、貿易・観光学科、経営情報学科の学生約1,600人と全教職員にiPhone 3GSを無償貸与し、ソフトバンクのeラーニングシステムを活用した講義資料配付などを実施します。

横浜商科大、「iPhone」全学生に無償貸与 1700台(日本経済新聞)

関連:
日本電子専門学校, ケータイ・アプリケーション科の全学生に「iPhone 3GS」を配布
青山学院大学, 社会情報学部の全学生向けに「iPhone 3G」を配布

iPad: Apple Online Storeで出荷手続き開始

  • Day:2010.03.29 15:11
  • Cat:iPad
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MacRumorsによると、Appleが、Apple Online Storeで予約を受け付けた「iPad Wi-Fi」について出荷手続きを開始したようです。既に「出荷済み(Shipped)」となっている顧客もいるようですが、基本的に現地時間4月3日まで配送されません。

私の予約しているiPad Wi-Fiのステータスも「未出荷(Not yet shipped)」から「出荷準備完了(Prepared for Shipment)」に変わりました。一緒にオーダーした「iPad Case」は「未出荷(Not yet shipped)」です。

UPDATED:

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ステータスが更新され、「出荷済み(Shipped)」となりました。

KDDI, 31日に「SIMロック」についての発表会開催

  • Day:2010.03.29 06:52
  • Cat:au
KDDIは、3月31日(水曜日)に、都内で記者会見を開催し、総務省が来年度中をめどに見直しを図る「SIMロック」システムについて、同社の方針を示します。前日の30日(火曜日)には、同社として初のAndroid OSを採用するスマートフォンが発表されます。

総務省は、4月2日(金曜日)に、携帯電話端末の「SIMロック」の在り方について、携帯電話事業者、携帯電話端末メーカー、消費者団体等からの公開ヒアリングを開催します。

SoftBank, 「ソフトバンク電波改善宣言」を発表

ソフトバンクモバイルが、本日開催された「ソフトバンクOPEN DAY」において「ソフトバンク電波改善宣言」を発表しました。

1. 基地局倍増計画
携帯電話の電波が入りにくい、入らないエリアへの広域対策として、2010年度中をめどに基地局を倍増します。

2. 自宅用基地局無料提供
ご自宅で電波が入らないお客さまに、小型基地局(フェムト)を無料で提供します。2010年5月10日(月)より受付開始予定です。ブロードバンド回線がない場合には、フェムト専用ADSLサービスも併せて無料で提供します。

3. 店舗・企業用基地局無料提供
電波が入らない店舗などに、小型基地局(フェムト)を無料で提供します。2010年5月10日(月)より受付開始予定です。ブロードバンド回線がない場合には、フェムト専用ADSLサービスも併せて無料で提供します。

4. 店舗・企業用Wi-Fiルーター無料提供
来店者などへのサービス向上のためにWi-Fiアクセスポイントの設置を検討されている事業主さまに、Wi-Fiルーターを無料で提供します。2010年5月10日(月)より受付開始予定です。ブロードバンド回線がない場合には、Wi-Fiルーター専用ADSLサービスも併せて無料で提供します。一般的ブロードバンド回線をお持ちでないお客さまの場合、フェムト専用ADSLサービス/Wi-Fiルーター専用ADSLサービスには、アナログ電話回線が必要です。

SoftBank, Android OS搭載「HTC Desire」を発表

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ソフトバンクモバイルが、本日開催された「ソフトバンクOPEN DAY」において、同社初のAndroid OS搭載「HTC Desire(X06HT)」を4月下旬に発売すると発表しました。HTC Desireは、HTC製のAndroidスマートフォンで、Android OS 2.1が搭載されています。4月上旬より予約受付を開始します。

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Google「Nexus One」とほぼ同様の仕様で、プロセッサにQualcomm QSD8250「Snapdragon, 1GHz」を採用、3.7インチ(WVGA)有機ELディスプレイを搭載しています。また、5Mピクセルカメラ(フラッシュ付)も内蔵しています。違いとしては、トラックボールではなく、光学式トラックパッドを採用している点が挙げられます。

HTC Desireは、2月16日に米国で発表されました。

なお、KDDIも、30日に同社初のAndroid OS搭載のスマートフォンを発表します。こちらは6月発売予定です。

Apple, 富士通から「iPad」商標権を買収

  • Day:2010.03.27 05:50
  • Cat:iPad
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Appleが、富士通から「iPad」商標権を買収しました。米国特許商標庁の記録によると、3月17日に、富士通からAppleへ「iPad」商標が譲渡されています。これにより「iPad」商標は完全にAppleに帰属しました。

Appleは、iPadを発表後、既に名称の申請を行っている富士通の商標権に異議を申し立てる可能性があることを米特許商標庁への届け出文書で明らかにしていました。

iPad App Store: iTunes Previewに一部タイトルがラインアップ

  • Day:2010.03.26 04:46
  • Cat:iPad
MacRumorsは、Appleの「iTunes Preview」に既に一部のiPad向けAppがラインアップされていると伝えています。末尾に「HD」や「XL」の付くタイトルがiPad向けのAppであると推測されます。このようなAppは、現在のところ、iTunes Storeで開くことが出来ません。

例として「Labyrinth 2 HD」が挙げられており、こうしたタイトルは既にAppleに承認されたiPad向けのAppであると思われます。

SoftBank, 「ソフトバンクOPEN DAY」をUstreamで中継

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ソフトバンクモバイルが、28日に開催されるソフトバンク創業30年記念の社食ランチ招待イベント「ソフトバンクOPEN DAY」をUstreamを利用して生中継すると案内しています。当日は、孫正義社長、CMでおなじみの俳優ダンテ・カーヴァーさんが参加します。

なお「ソフトバンクオープンDAY事務局」が、当日のイベントにおいて「さらに、いよいよあの商品についてもお知らせします!」とツイートしています。「あの」商品ということは既出または発表済の商品と推測されますので、それについて、何らかのアナウンスがあるかもしれません。

総務省, 「SIMロック」について公開ヒアリング開催

  • Day:2010.03.24 20:51
  • Cat:News
総務省が、携帯電話端末のSIMロックの在り方について、関係者からの公開ヒアリングを4月2日(金曜日)に開催すると発表しました。当日は、携帯電話事業者、携帯電話端末メーカー、消費者団体等が参加します。

今月初め、同省内藤総務副大臣がユーザーが、携帯電話番号や端末を変えることなく、キャリアだけを乗り換えることが柔軟に出来る制度について議論を始める方針を示していました。

携帯電話端末のSIMロックの在り方に関する公開ヒアリングの開催(プレスリリース)

関連:
総務省, 「SIMロック」について廃止を議論へ
総務省令でSIMロックを廃止へ(2007.06.23)

Column: キャリアへの提言

キャリアへの提言

1.NTTドコモ へ

・「iコンシェル」のサービス拡大
思うに「iコンシェル」はドコモが打ち出すキャリアサービスの主力であり、今後も進化し続けるだろう。「iコンシェル」は、オートGPS機能の搭載により、まさにユーザー向け簡易コンシェルジュサービスになった。携帯電話←→ユーザーという現在のモデルを完成させ、さらに、ユーザー←→ユーザーをソーシャルに繋げられるサービスを「iコンシェル」を基軸に打ち出して欲しい。

・Apple「iPad」向けmicroSIMの迅速な提供
「iPad」向けmicroSIMの生産および提供には前向きなようで、是非とも迅速な提供を願いたいところ。当ブログでは繰り返しになるが、iPadはいわゆるデータ通信端末であり、microSIMさえ登場すればキャリアは通信網を提供するだけ。iPadユーザーのARPUは確実に高いので、iPad特需に便乗しない手はない。

・スマートフォン向けコンテンツの収益源確保モデル確立
既にドコモはGoogleおよびMicrosoftとスマートフォン向けソフト配信事業で提携し、有料ソフトの代金をドコモの通信料と一括決済出来るシステムを導入する方針を示している。その一環で、ソニー・エリクソン「Xperia」の発売と同時に「ドコモマーケット」を開始する。このモデルは確実に将来を見据えているので、拡大路線の両OS向けキャリアサービスを一層打ち出すことが望ましい。

・型番ルールの抜本的見直し
残念ながら、ドコモが2008年冬モデルから変更した型番ルールは既に破綻している。そもそもは、900iシリーズと700iシリーズの垣根を越えて、4つの「series」として見直しを図った施策だった。しかしスペック周りでの矛盾が、通し番号である型番と関連してユーザーに混乱を与えている。型番を通し番号にすることにそれなりの意図があるのは理解できるが、せめて「series」間の通し番号にして欲しい。

2. KDDI(au)へ

・広告戦略の抜本的見直し
土屋アンナを起用したあのCMを評価する人がいるだろうか。私の周りではとても評判が悪い。せっかく指定通話無料などの他社にはないサービスを打ち出しているのだから、CMも印象の良い、効果の高いものにすべきだ。

・「auらしさ」の復権
過去には「着うたならau」「学生はau」「おしゃれなのはau」など、一定のプレゼンスを持っていたが、現在は低調。契約者純増数でも飛び抜けて調子の良いときはない。「学生のau」を全面的に押し出すために、学割を再スタートさせたが、各社が対抗したため、もはやアドバンテージになっていない。「らしさ」回復には多方向からアプローチする必要がある。先に挙げた広告戦略の見直しもその一つ。

・多種スマートフォンの早期導入
KDDIが他キャリアに遅れをとったのがスマートフォン戦略。ドコモがBlackBerryやAndroid OS、Windows Mobileを多数ラインアップし、ソフトバンクモバイルも「iPhone」を獲得して市場を活性化させているなか、KDDIは土俵に立てていない。まもなく発表されるAndroid OS採用スマートフォンの投入を封切りに、充実していくことを期待する。充実して初めて、ドコモが実践するコンテンツ収益源確保も可能になる。

3. ソフトバンクモバイル へ

・電波問題の解決
孫社長が来期の対策を明言しているため、それに期待したい。管轄官庁の施策に色々思うところもあるだろうが、やはり携帯電話にとって電波は命であり、現状を受け入れるしかない。併せて、遅れが目立つ緊急地震速報サービスの早期拡充は、キャリア共通サービスとして優先的に取り組む必要がある。

・イー・モバイル網に依存しないデータ通信サービス提供
ソフトバンクは、データ通信の定額制にイー・モバイル網を利用している。自社網では従量課金制だ。トラフィックの観点からは良策なのかもしれないが、いかんせん、イー・モバイルの採用する周波数が国際的に珍しい1.7GHzなので、「iPad」など、海外製の有力モデルが出た際に、自由なアクションを取りづらい。トラフィック問題が解決したら、自社網での定額対応を検討して欲しい。

・「iPhone」の差別化解消
ソフトバンクは、料金プランにおいてiPhoneを優遇している。例えば、パケットし放題の月額料はキャンペーン適用で4,410円に設定されており、これは一般ケータイと同じ料金だ。しかし「Xシリーズ」と呼ばれる他のスマートフォンには、「パケット定額フル」として月額料5,985円で提供している。同じスマートフォンで料金を差別化するのには反対だ。そろそろスマートフォン向けプランを同水準にすることが望まれる。

・スマートフォン向けコンテンツの収益源確保
先にドコモへの提言で挙げたスマートフォン向けコンテンツ収益源の確保は今後重要な課題になる。大変好調のiPhoneでは、iTunes StoreやApp Storeを通じてコンテンツを購入することが可能だが、ソフトバンクの収益には繋がっていない。料金回収代行はiPhone向けには困難としても、有料アプリケーションなどで安定的収益が得られるモデルを確立できると理想的。もちろん、Android OSやWindows Mobileでは、ドコモ同様、GoogleやMicrosoftと連携するのが望ましい。

・対抗施策の終了および料金プランの簡素化
これはソフトバンクのサービス開始以来のポリシーで、コピープランである「オレンジプラン」や「ブループラン」を含めて、これまで他キャリアに対抗して設置したプランは多岐に渡る。もう安定して純増数を稼いでいるのだから、これからは安易に対抗するのでなく、既存プランを改良していくことで、最終的にプランを簡素化できないだろうか。そのほうが、ユーザーは分かりやすいし、代理店への周知も容易になる。

4. イー・モバイル へ

・料金プランの簡素化
最も料金プランが複雑なのがイー・モバイルだ。ネットブックなどとの販売連携で次々に似たような割賦プランを用意しているが、複雑怪奇で、もはや乱立というレベル。「割賦」はユーザーにとって不安な手段なのだから、尚更、簡素化させることが必要となる。加えて、機種変更(買い増し)を簡単にできるようなシステムを作って欲しい。例えばUSBスティックを持っていて、後から「Pocket WiFi」が出ても、買い増し負担が大きすぎて移行しづらいという不満が聞こえてくる。

・カスタマーサポートの拡充
サービスも安定してきたのだから、そろそろ他キャリアと同様のクオリティのカスタマーサポートを提供して頂きたい。解約手続きなどを含めて、ユーザーにとっての利便性が低い。キャリアショップの拡大も今後の課題となる。

任天堂, 「Nintendo 3DS」を来年3月期に発売へ

  • Day:2010.03.23 16:17
  • Cat:Gadget
任天堂が、裸眼で3D映像を楽しめる「Nintendo 3DS(仮称)」を2011年3月期に発売すると発表しました。従来のDS向けソフトとの互換機能も有しています。その他の詳細は、2010年6月15日から米国で開催されるE3において発表されるとのことです。

新携帯ゲーム機の発売に関して(プレスリリース/PDF)

Apple, 米国でAT&Tとの契約不要のiPhoneを販売

  • Day:2010.03.23 07:29
  • Cat:iPhone
Appleが、米国のApple Retail Storeにおいて、AT&Tとの契約を必要としない「iPhone」の販売を開始することが内部文書で確認されました。GIZMODOなどが伝えています。価格は、499ドル(iPhone 3G-8GB)、599ドル(iPhone 3GS-16GB)、699ドル(32GB)と設定されています。

ただ、現在のところ、契約なしのiPhoneがSIMロックされているかどうかは確認できていません。

UPDATED:
契約不要のiPhoneにも、AT&Tのロックがかかっているようです。

iTunes Store: 「Gift This App(このAppを贈る)」を追加

  • Day:2010.03.23 04:13
  • Cat:iPhone
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Appleが、iTunes Storeにおける規約を変更し、App Storeサービス規約の第17項に新たに「ギフト」を追加しています。これに伴い、iPhone Appを個別にギフトとして贈ることが出来るようになりました。

なお、規約では「日本のApp Storeから購入されるギフトは、日本にいる人のためにのみ購入可能で、かつ、日本にいる人のみによってなされるものとみなされます。」と定められているほか、「アプリケーション内購入アイテム、アップグレードまたはiPod touch OSに使用することはできません」とのことです。

Amazon, 「Kindle for iPad」を公表

  • Day:2010.03.22 16:01
  • Cat:iPad
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Amazonが、電子書籍閲覧アプリケーション「Kindle」をタブレット型コンピュータ向けに開発しており「iPad」向けにも用意すると案内しています。背景色やフォントのカスタマイズに対応するほか、バックライト光量調節も出来るとしています。また「栞」の位置を他のPCなどと同期することも可能とのことです。

Column: 発売1ヶ月前に再考する「iPad」

  • Day:2010.03.22 02:28
  • Cat:iPad
昨年10月、私は「iPhone情報整理術」という本を読み、あるコラムを書きました。『「iPhone情報整理術」の先にある有望なタブレット』において、以下のように将来のタブレットを考察しました。

Appleのタブレットデバイスは10インチ程度だと言われています。...iPhoneの6倍の情報量を扱える広さを備えていることになります。...紙媒体をスキャンしてデジタル化したものをタブレットデバイスに入れると、iPhoneの数倍のディスプレイで閲覧することが出来るのです。

今、あなたは電車で座っています。鞄から取り出したタブレットデバイスの電源を入れ、既にデジタル化して同期済みのファイルから、今日必要な書類を選択し目を通し始めます。ここは重要、ラインを引きます。ここは訂正する必要がある、メモを付けます。メールにより新たなスケジュールが入ると、カレンダーを開き、予定を追加します。そして余った時間はタブレットデバイスで新聞を読んでも良し、読書をしても良し。

1. iPadの利用価値

私はiPadにMac OSが載ろうと、iPhone OSが載ろうと、それほど重要とは考えていませんでした。それは「情報量」という点で、10インチのディスプレイの優位を最大限に活かせるコンテンツが双方に存在していたからです。

結果としてiPadにはiPhone OSが搭載されましたが、一部のインターフェイスなどはiPadに特化されています。特化されたアプリケーション(例えばカレンダーやアドレスブック、写真など)は、特化された理由があるのです。

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すなわち、「情報量」を最大限に活かした利用法が、特にiPhoneユーザーなら見つけやすい、その上、iPadが自身のライフスタイルに当てはまりやすいということです。上記アプリケーションはiPhoneの基本アプリであり、根幹でもあります。こうしたアプリで、常時通信の有無にかかわらず、威力が発揮されるものだと思っています。

2. あなたはいま。

上述の通り、昨年10月のコラムで「あなたは電車で座っています~」から始まる一つのシチュエーションを想定しました。この頃はiPadの存在は公ではなく、あくまで10インチ程度のタブレットデバイスが出たことを想定したものでしたが、結果としては、合致できる内容になりました。

AUGM(Apple User Group Meeting)大分において、私は、「iPad」を現地で体験した林信行氏に、とある愚問をしました。「iPadを買われますか?」このような質問を敢えて伺ったのです。無論、林さんは「買います」と即答されました。

私が真に問いたかったのは、iPadのユーザーとしての位置づけでした。林さんはiPadを「MacBookなどのラップトップには置き換えられない存在」と定義していました。事実、Appleは、今月初めのiPadに関する詳細公表で「iPad」というカテゴリを設け、Mac/iPhone/iPad/iPodと、同社のラインアップを明確に分けました。

さて、あなたはいま電車に乗ってます。何を鞄から取り出しますか?これは人によって様々です。ただし、これまでMacBookやその他のラップトップを開いていた人は、iPadが代役を務めてくれます。現在はクラウドが発達しているので、例え、Wordファイルが編集できなくとも、iPadのPagesで「とりあえず」編集しておき、後ほど、母艦に移すという作業くらい訳ありません。

会社、もしくは学校の資料などを見る時間を過ごす方にもiPadは最適です。iPhone Appに「Good Reader」というPDFビューアがありますが、iPadで同様のことをやると、まさに情報量の多さから作業率の高い仕事が出来るはずです。こうしたペーパーレス化は、効率良く仕事をする上で、今後のトレンドになると思います。

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特に、昨年10月の段階で分からなかった「iWork for iPad」の存在は大きいです。iPadのために再設計されたAppleのアプリケーションのおかげで、外出先、もしくはラップトップがない環境下での仕事は一層効率化されるでしょう。

その他にも「あなたはいま」のシチュエーションはあります。新聞を読んでいる方は、産経新聞アプリをiPadの大画面で読むことも出来ます。他紙を読みたい方は、ウェブ版をブラウジング(要3G or Wi-Fi)するとiPhoneよりもスムーズに情報処理が可能です。また、雑誌等も電通などが主体にサービスを開始することを発表しているので、期待できます。将来的には電子書籍も増えることも望まれます。

3. モデルとキャリア

iPadには、大きく「WiFiバージョン」と「WiFi+3Gバージョン」の二種があります。前者はいわばiPod touchのようにWi-Fi以外の通信手段を備えていない機種です。後者はiPhoneから音声通信を除いたキャリア網通信が可能なものになっています。

私は前者の「iPad WiFi」32GBモデルを予約しました。これは単に私がiPhoneを持っているので、外出先でiPadを使った必要以上の通信をしないだろうという考えに基づくものです。中にはiPhoneを持っていても、もしくはiPhoneを持っていないので「iPad WiFi+3G」を買いたいという方も多いと思います。

そこで問題なのはキャリアです。iPadは、microSIMという日本で(世界でも)は普及していない型のSIMカードを採用しています。そのため、キャリアがmicroSIMを市場投入することで、初めてiPadで3G通信が可能になるという前提があります。

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最初に手を挙げたのがNTTドコモです。ドコモの山田社長は「iPhoneとiPadは違う。iPadは通信モジュールを内蔵した、いわば高級ネットブック。SIMフリーの端末に対してどんなビジネスモデルを取るかというのはこれから検討するが、例えば米AT&Tは特に販売奨励金を載せずに販売すると聞いている。NTTドコモも(同様に)、というところで取り組みたい。」とコメントしました。

実はこのコメントに全てが集約されています。つまり、iPadはiPhoneとは性質が違うという認識です。これは、iPadをブランドなどの飾り要素を剥がしたときに、「データ通信端末」という特色が残ることにも明らかです。

すなわち音声通話が出来ない点では、山田社長のおっしゃる通り、ネットブックと同じ、データ通信カードを利用して3G通信する端末ということになります。そこで、ドコモはmicroSIMを市場投入し、現行と同じデータプランをiPad向けのSIMにも打ち出すことで、データ通信をドコモ網でやってもらおうと模索するのです。

iPadはSIMフリーなので(ある意味当たり前)通信方式さえ合致していれば、microSIMを用意できるキャリア=利用出来るキャリアということになります。そこで問題なのがソフトバンクモバイルの存在です。ソフトバンクは現在、定額制データ通信でMVNOによるイー・モバイル網を利用しています。一方、ソフトバンク自社網は従量課金制を採用しています。

iPadのHSDPAは、通信方式上(850、1900、2100MHz)、イー・モバイルが採用する周波数(1700MHz)に対応していません。そうした事実から、現状のソフトバンクのデータプランでiPadに定額通信を提供するのは困難ということになります。つまり、国内でiPad向けに定額データ通信対応のmicroSIMを提供できるのは、ドコモか、そのMVNOである日本通信くらいしかありません。

先日のソフトバンク版「Pocket WiFi」発表にも、ソフトバンクの限界が見え隠れします。私は、iPadが全てとは思っていませんが「iPad WiFi」向けのソフトバンクの施策の一つではないかと推察しました。ちなみに「iPad WiFi」は、いわゆる「MiFi」と呼ばれるサービスを提供するキャリア全てにビジネスチャンスを与えます。一例としてイー・モバイルやソフトバンクの「Pocket WiFi」は、自然と「iPad WiFi」ユーザーに通信手段として求められます。米国大手キャリアも同様の姿勢を示し、iPad WiFiユーザーの取り込みに意欲を示しています。

4. 「iPad」

長々と乱文を連ねましたが、iPadは皆が待ち望んだデバイス、それぞれに使い道があると思います。私が一番大切だと考えているのは、そのデバイスが、自身のライフスタイルにどのようにマッチするか、もしくはライフスタイルをどのように変えてくれるかということです。最後に昨年10月のコラムで記した締めの言葉を引用します。

プラスアルファで、自分なりのツールに出来ると、タブレットは次世代のデバイスになり得ると思います。...ScanSnapによるデジタル化にしても、スケジュール管理にしても、iPhoneを利用したライフハックはそのままタブレットに応用できるのです。まだまだ実践したての情報整理術を自然にライフスタイルに採り入れることが出来たとき、iPhoneや将来のタブレットデバイスの価値は格段に上がり、視野は格段に広がるに違いありません。


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4 iPod Touchで全てをこなすのではなく、各機能ごとに機材を分業する。
4 一読の価値あり
4 アプリだけでなく情報整理術の考え方を手に入れよう
4 iPhoneをもっと仕事で使いたい人に

Apple Accent: Episode 80 "iPad発売に備える(後編)"

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アップル専門ポッドキャスティング "Apple Accent" のエピソード80「iPad発売に備える(後編)」を配信開始しました。iTunesの更新ボタンからマニュアルダウンロードが出来ます。登録されていない方はぜひApple Accent(iTunes Store)へ^^

今回より、ファイルサイズが20MB以下のため、iPhoneの3G回線からもダウンロード出来ますので、ぜひ宜しくお願い致します!

Apple, 「iPad App Store」グランドオープニングに向けてアプリ受付開始

  • Day:2010.03.20 04:24
  • Cat:iPad
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Appleが、デベロッパ向けに「iPad」向けアプリの受付を開始したと案内しています。Appleは「iPad App Store」のグランドオープニングに向けて、太平洋夏時間3月27日(土曜日)午後5時までのアプリ提出を求めています。その期限までに提出され、最初のレビューを受けたアプリが、iPad App Storeのグランドオープニングの際にラインアップされるとしています。

Apple begins accepting iPad apps on the App Store(AppleInsider)
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