イー・モバイル, 「人種差別連想」のCMを放映中止
一週間ほど前、USのGIZMODOでこの話題が採り上げられ、日本人の黒人に対する差別意識が指摘され、コメントでも非難が続出(全てがUSの方とは限らない)していました。そして今回、CNNは「猿は歴史的に黒人を非人間と描くために使われてきたことを、国際的な人々は知るべきだ」という見解でこのCMを採り上げ、同社エリック・ガン社長もアイデアが大統領選からであることを認めました。イー・モバイルはこのCMの放映を中止したとのことです。
問題とされたのは「猿は歴史的に黒人を非人間と描くために使われてきた」ということだそうですが、これには私は異論があります。歴史的に見ると日本人こそが猿と描写されてきたことも明らかです。私は特に日本人が猿と言われることに不快感はありませんし、だからこそこのCMが日本でそれほど「日本人差別」として問題にならなかったのだろうと思います。事実、映画『猿の惑星』などは日本人差別の典型ですが、こうしたことを今回差別を主張する方々は理解しているのでしょうか。
ある事柄が日本では問題がなく、他国では問題になるということはしばしばあります。それは国際的な観点から考えたときに明らかになることが多く、過去にもソニーの涅槃風刺CMが中止になるなど例があります。宗教はともかく、「勝手に」USなどの諸国で黒人差別に利用されたとされる「猿」を、イー・モバイルが善意悪意問わずに利用したことは事実です。ただし、中止するまでのものではないのではないかと私は思います。国内展開の商品で、他国の勝手な差別事情を過度に考慮する必要はないのでは。そのようなことをしていたら表現の幅が狭まります。
これが悪しき前例になり、仮に「ではイヌは何処何処の国では〜」という話になったり、「庭は何処何処の国では〜」や、「成海璃子は何処何処の国で〜」といって問題になったときに、どういった対処をするのでしょう。大問題です。特にソフトバンクのCMにも同様の批判があります。今回のイー・モバイルのCM取りやめは残念です。
参考:
イー・モバイルCMに批判殺到 「猿」がオバマ氏連想(産経新聞)

















